公立那賀病院

薬剤科

ごあいさつ

薬剤部では12名のスタッフが24時間体制で業務を行っています。

平成15年に完全医薬分業化(外来患者様の院外処方箋発行)され、それまで外来調剤が大きな割合を占めていた薬剤部の業務が大幅に変化しました。入院患者様の薬剤管理指導業務が中心となり、医師を中心とした他職種が参加するチーム医療にも薬剤師の立場から関わるようになりました。

このように、薬剤師の高い専門性が要求されるようになってきていますので、医薬品に関するさらなる専門的な知識の習得を目指して、各種専門・認定薬剤師の習得を推進しています。

教育の面に関しましても、平成22年度より始まる6年制薬学部の学生を対象とした11週間におよぶ長期学生実習を受け入れる施設に指定されています。

医療安全にも重点をおき、医薬品に関する医療事故を未然に防止するために、正確な調剤や医薬品管理の徹底、正確な医薬品情報の提供につとめています。

今後も安全で有効な薬物治療を推進するために、継続的に研修を重ねて実践していくことに努力してまいります。

 

  1. 各種資格・認定
  2. 薬剤部の業務
  3. 院外処方箋
  4. 病院実務実習
  5. 治験事務局

     

1.各種資格・認定

 

 日本糖尿病療養指導士認定機構 日本糖尿病療養指導士 : 1名

 日本病院薬剤師会 がん化学療法認定薬剤師 : 1名

 日本病院薬剤師会 感染制御認定薬剤師 : 2名

 日本病院薬剤師会 認定指導薬剤師 : 6名

 日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師 : 4名

 日本病院薬剤師会 感染制御専門薬剤師 : 1名

 日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師 : 2名

 

2.薬剤部の業務

<一般調剤>

オーダリングシステムにより出力される処方箋に基づいて、入院患者様、診療時間外の外来患者様へのお薬の調剤を行っています。

まず、処方箋監査(薬剤の重複、飲み合わせの悪い薬剤、薬剤の投与量)を行い、疑問点があれば処方医に問い合わせを行います。内容を確認した後、錠剤の取り揃え、散薬・水薬の秤量、軟膏の混合等を行います。

最後に、用意された薬剤の種類や量、薬袋の記載事項などが適切か確認します。調剤は、複数の薬剤師が携わることにより調剤ミスを防ぎ、安全に薬剤を使用していただけるよう努めています。薬剤部内に調剤部門システムを導入し、オーダリングシステムと連動させることにより、薬袋自動発行機、全自動錠剤分包機、散薬監査システムへオーダーと同時に情報が伝達され、業務の効率化を図っています。

<注射調剤>

オーダリングシステムにより処方箋が出力され、まず、処方箋監査(薬剤の重複、溶解液、配合変化、用法・用量など)を行います。その際、疑問点があれば処方医に問い合わせをしています。注射剤もオーダリングシステムと連動した注射薬支援システムにより効率的に薬剤を取り揃え、個人ごとにセットした後、病棟に払い出します。

<薬剤管理指導業務>

全6病棟に専任の薬剤師を配置しています。毎日、各病棟の薬剤師が病室に赴き、ベッドサイドで入院患者様への処方薬の与薬と服薬指導を行っています。 患者様ご自身やご家族様に、処方された薬剤の薬効や服用方法、副作用等、薬物治療について理解していただき、退院後も適切に薬剤管理を行っていただくことにより生活の質の向上につながるよう、患者様1人1人に合わせて与薬方法、指導方法の工夫をしています。また、他院で投薬された薬を持参された場合は、薬剤部で内容を調べてから担当医の判断のもとで服用していただいています。他の医療スタッフ等と情報を共有し、効果的で安全な薬物治療が推進できるように努めています。

<無菌製剤管理>

医療従事者の安全、また、細菌汚染を防ぐ目的で、抗がん剤や、輸液で栄養補給を行う高カロリー輸液などについては無菌混合調整業務も行っています。ガウン、手袋、マスク、キャップを装着し、安全キャビネット内で注射剤を混合します。安全で正確な無菌製剤を提供できるよう努めています。

<院内製剤>

市販されていない薬剤は、薬剤部にて調整し、院内製剤として取り扱っています。医師より依頼された特殊製剤については、安全性・有効性および調整方法などについての情報を十分に調査し、病院長の許可を得て調整しています。

<医薬品管理>

院内で使用している約1600品目の医薬品の購入と品質管理、そして院内各部署への供給を行っています。毎日の医薬品の出入庫情報は、在庫管理コンピューターで管理を行い、その情報をもとに医薬品を購入します。麻薬・向精神薬・毒薬・血漿分画製剤(血液を原料とする医薬品)は、法律等に則り、特に厳密に使用管理・記録管理を行っています。また、新規医薬品の採用については、2ヶ月に1度、偶数月の第1水曜に薬事審議会を開催しており、その事務を薬剤部にて行っています。

申請の受け付けは、薬事審議会開催日の2週間前を締め切り日とし、下記のものを薬剤部に提出してください。

 ・申請書(当院指定様式)

 ・申請医薬品のプロフィール

 ・既存薬との比較表

医薬品採用申請に関するお問い合わせは、担当(奥本)まで

<医薬品情報管理>

電子カルテ、薬剤部内の調剤システム、薬剤情報システムなどの医薬品に関するコンピューター管理を行っています。これらのシステムは全て連動しており、薬剤部内で効率的に調剤業務を行うだけでなく、全電子カルテ端末からも医薬品情報を得ることが出来るようになっています。

医薬品の情報の変更時には、随時、各システムのマスタ登録および変更を行い、常に新しい情報を発信しています。

<チーム医療>

医療の安全性や質の向上のために、患者様1人1人に対するきめ細かい治療と支援が必要になります。

当院にも、専門的な知識や技術をもった医師、看護師、検査技師、栄養士、薬剤師が結集した多くの「チーム」があります。

感染対策チーム(ICT)、栄養サポートチーム(NST)、緩和ケアチーム、褥瘡対策チーム、糖尿病教育など、これらのチームに私たち薬剤師も参加しています。

そして、さらに向上するために、各種の専門・認定薬剤師の認定取得に向けて勉強しています。

 

3.院外処方箋

当院では、通常診療時間内に外来で診察を受けられた患者様には「院外処方箋」を発行しています。「院外処方箋」とは、病院の外の保険薬局に出される処方箋のことです。保険薬局では、患者様が病院でもらう薬を詳しく調べ、薬の重複や、薬の飲み合わせで生じる有害反応を未然に防ぎます。また、患者様1人1人に十分な時間をかけて、薬の説明(服薬指導)と使用歴(薬歴)管理を行います。

患者様自身が安心していつでも相談できる「かかりつけ薬局」(行きつけの保険薬局)を決めておかれることをお勧めします。

なお、当院では、1階にあります「院外処方箋FAXコーナー」にて、保険薬局の紹介や、院外処方箋のFAXサービスを行っていますのでご利用ください。

4.病院実務実習

当薬剤部では、各大学薬学部学生の病院実務実習の受け入れを行っています。

平成22年度より実施される6年制薬学部学生の11週間におよぶ長期学生実習の受け入れ病院にも指定されました。

内容は、日本薬学教育委員会から出されたコアカリキュラムに沿って行い、調剤、製剤、服薬指導などの病院薬剤師業務に関する基本的知識、技能、態度を修得していただくことを目標としています。

受け入れについては、近畿実務実習調整機構を通して依頼された場合のみ受け付けております。

病院実務実習に関するお問い合わせは、担当(谷端)まで。

 

5.治験事務局

治験、製造販売後調査、副作用報告などに関る事務は薬剤部にて行っています。

お問い合わせはこちらへ。