アンギオ(血管撮影)
平成27年6月より新しいアンギオ装置が稼働しています。
アンギオって?
アンギオとは、血管撮影のことで、足や手の血管から細長い管を通し、頭部・心臓 ・腹部などの目的部位に先端を進め、管から造影剤を流し、血管の病気や腫瘍を見 つけ場合によっては治療を行います。
検査室
操作室
以前の装置と何が変わったの?
以前は、2方向(正面、側面など)撮影するのに、1つのX線管球で2回撮影してい ましたが、新装置では、違った角度を2つのX線管球で同時撮影できるようになりま した。
ということは、造影剤の量が減らせて、検査時間も短くなるということです。
更に、画質の向上に伴い、放射線の量を減らすことができます。
また、アンギオ装置で3D撮影やCTのような撮影ができ、より詳細な情報を得るこ とができます。
頭部の正面像 側面像
心臓の撮影像 異なった角度の撮影像
腹部の撮影像 血管のみの撮影像
頭部3D撮影像(赤が動脈、青が静脈)
どんな病気の人が、対象となるの?
当院では、アンギオ装置を、放射線科・循環器内科・脳神経外科・腎臓内科の4科 が共用しています。
頭部では、脳梗塞・脳内出血など
心臓では、心筋梗塞・狭心症など
腹部では、肝細胞癌、消化管出血など
さまざまな部位の病気が、検査・治療の対象となっています。