公立那賀病院

第10回那賀地区市民公開講座

第10回那賀地区市民公開講座のご報告

猛暑の続いた平成22年8月初旬でしたが、強烈な日差しがやや厚めの雲で和らいだ7日土曜日に第2回那賀病院市民健康フェスティバルが行われました。開始時間前にすでにバザーの商品がほぼ売り切れるほどの大盛況の中、プログラムの一つとして第10回の市民講座を開催いたしました。

今回は午前と午後の二部に分けて、午前はひざの痛みについて整形外科医が、午後は当院「がんセンター」がセンターの意義について講演を行いました。 午前の部はリハビリテーション科の大寶(おおたから)科長が「ひざの痛みについて」と題してお話ししました。ひざの構造から始まり、軟骨がすり減るために痛みが起こるので予防するには体重を減らしましょうですとか、痛みが起こるようになったときには関節の注射や手術などの治療法があること、足の筋肉を鍛えることも大事なこと、などの説明がありました。それぞれの症状にあった治療を選ぶために、自分で症状をあきらめてしまわないで整形外科を受診しましょうとのお話でした。

午後の部では「那賀病院がんセンターってなに?」と題してセンターの谷野運営委員長がお話ししました。がんが決して珍しい特別な病気ではなく、日本人の3人に1人がかかると言われるほど増加していることが説明されました。日本全体の人口の割合を那賀地区に当てはめると、年に800人ほどの方ががんになると予想されることと、その内7割ほどの方が当院で診療を受けていただいている現状が報告されました。そこで、地域の多くの方に納得のいくがん診療を受けていただくために、がん治療の総合施設であることを皆さんにアピールできるように那賀病院がんセンターが開設されたのです。

当院が厚生労働省の認定する「がん診療地域連携拠点病院」として行なっている様々な取り組みが紹介されました。キャンサーボードではがん患者さんに最適な医療が行えるよういろんな専門科の医師・看護師や薬剤師・ソーシャルワーカー・臨床心理士などの専門職に事務まで含めてみんなで相談することや、緩和ケアチームの活動も紹介されました。また、がんに関する医療相談件数が和歌山県は全国でも飛び抜けて少ないことから、ぜひ当院のがん診療相談室をご利用いただくようにと提言がありました。那賀病院がんセンターに関しましては当院ホームページ「がん診療のご案内」等をご参照下さい。次回第11回の市民公開講座は平成22年10月16日(土)13:30から岩出市立市民総合体育館で開催されます。

教育研修委員会 委員長 平井一成